突然ですが、皆様はRPGに時々出てくる「呪いのアイテム」をどう思われますか? 「呪いのアイテム」は古くからありました。 ウィザードリィではマイナス効果しかない。 ドラゴンクエストではマイナスを代償に大きなプラス。 そしてどちらでも、装備したら外せない。 拙作では、基本的に「マイナスを代償に大きなプラス」としており、 またシステム上の作り易さから自由に外せるようになっています。 【Abstain作品・レギュラー呪いのアイテム】 [魔剣信長] 攻撃力が超抜だが、防御力が下がる。 [デモンアックス] 当たりにくいが、当たればクリティカルになりやすい。 [暗黒の甲冑] 防御力が高く、光属性耐性があるが、闇属性が弱点になる。 [暗黒の仮面] アンデッドの仲間が昇天を防ぐために装備する。 人間にも装備出来るが即死を喰らいやすくなるだけ。 [赤い靴] 素早さがMAXまで上がるが、それ以外の能力が軒並み下がる。
【おまけ:呪いではないがマイナスがあるもの】 [藤甲の鎧] 蔓を編んで油で固めた鎧。 前半で手に入る割に防御力が高いが、火属性が弱点になる。 元ネタは三国志演義の南蛮征伐編。 [鉄下駄] 素早さが0になるが、物理攻撃力・防御力が上がる。 尤も素早さは戦略に依っては低い方がいい場合もあり、一概にマイナスとは言えない。 [ガラスの靴] 素早さが0になるが、魔法攻撃力・防御力が上がる。 [マリア様がみてる] 慈愛の加護を得られる聖母像。 防御力と回復魔力が格段に上がるが、攻撃力が無くなる。 ヒーラーに装備させるとよい。
悪影響で代表的なものは装備すると外せなくなるのが典型的。 悪影響がある呪いの装備は ・使用者が魅了されて手放したくなくなる。 ラノゲで少し出る程度でRPGではいくつか見かけた事がある。 ・装備品に何らかの意識を持っており、使用者を洗脳する。 例: 犬夜叉に登場した闘鬼神や終わりのセラフに登場する鬼呪装備などがあり、大多数の作品はこの手の奴が多い。 RPGでは大切な人がそういう装備で洗脳されて、その人と戦う事に運命になるというのが見かける事がある。 ・使用者に災いを与える。 例: 典型的なのが北欧神話のティルフィング。一度抜くと誰かを殺さなければ収まらず、三度願いを叶えると持ち主に死の災いを与える。 日本が代表する逸話が多い村正。実際の村正を研いでいる時に指先を傷付けると即座に鋭い痛みが走り、切れ味を金属工学の第一人者が機械で調べると安定した数値が出ない為に測れなかったというエピソードを持っている。 ツクールの作品で、なんか呪われた魔剣みたいな作品があった様な気がするけど忘れた。 などのケースがある。 ステータスがマイナス効果以外にモンスターを引き寄せる・エンカウント率を上げる系統のアイテムも一種の呪いのアイテムだと思います。エンカウント率の上昇が高ければウザさが増しますが、戦闘狂には幸運のアイテム。
呪いのアイテムが作成できるスクリプト、RGSS2で作ったことがあります。 仕様は、装備するとマップ画面に戻って「○○は呪われた!」というメッセージが出て、 装備画面に固定され、はずせなくなる、というものです。 参考:ぼくのすむまち第6話の武器と防具 http://www.moonwhistle.org/boku/chapter6/data-arms.html http://www.moonwhistle.org/boku/chapter6/data-protector.html 教会で呪いを解いてもらえますが、 実は合成用アイテムで、炎の石や光の石と合成すると、呪いが消える、という仕組みです。 このプラグインは、FOMAの「RPGツクール for mobile」で作られたゲームを ツクールVXで再現するために作ったものですが、 FF的なインターフェースと、「呪われて外せない装備」のシステム的な齟齬を感じ、 「やはりドラクエ的じゃないと、呪いの装備は不自然なUIになるな」と 思った次第です。
「マイナスを代償に大きなプラス」に投票しました。 「装備したら外せない」「マイナス効果が大きい」というのもありますが、個人的にはドラクエⅡの「はかいのつるぎ」と ウィザードリィの「蝶のナイフ」がインパクトがあったので(どちらも呪われる代わりにゲーム最強武器)。 あと個人的にツボだったのはドラクエⅡの「あくまのしっぽ」。これも呪われるアイテムなのですが、Ⅱからは目に見える 何らかのマイナス効果(戦闘中動けない時がある、常時混乱状態、うんのよさが0になる等)があったのですがこのアイテムだけ 効果が分かりませんでした。後で分かった驚愕の効果は「敵の補助魔法が必ず効くようになる」。サマルトリアの王子だけやたら ザラキに引っかかるなあと思っていたら…という衝撃でした。 この衝撃からか「何らかの代償があるんだけどその代償が何なのかは説明が無い」装備を作ったことがあります。ただ ユーザーさんの反応は装備ペナルティとして受け取ってもらえず「バグ」として取られてしまったのでさすがにこれは不親切 だったかな…と少し反省しています。ちなみに採用したのは2回。ツクスクの「ダークバックラー」とツクシティの「僕最武」。 どちらも装備中はTPが一切たまらないというマイナス効果でした。 なのでこれらが装備できて、かつTPが溜まらないのを苦にしないキャラ(ツクスクならルト、ツクシティならダハーカ)なら 強力な効果を発揮できるという隠れた使い道も用意しています。
呪いの装備とかでフルコンプしちゃった戦士が勇者になる…… と言うフィジカルで呪い込みでも凄い強いなんてギャグ小説を読んだことがありまして、それ以来呪いの装備=強い力を得るが代償も大きい と言うイメージですな…… 有名な「ドラゴンクエスト」や「盾の勇者の成り上がり」の呪いの武器とかがやはり一番呪いの装備、ってイメージですなぁ。 長編使ったことないのでそんなのは登場させたことありませんが、没ならいくつかありましたので、その二つくらいを…… ・魔王の斧 強力な一撃を放てる上に習得経験値増加と言う夢のような武器ですが回復魔法でダメージを負うようになり、HP回復手段が薬草などのアイテムだけになります。 上薬草などのあるゲームでなら割と緩いもんですが、なかったら使い辛い装備になるでしょうな。 ・経験の剣 シンプルに攻撃力が高く、専用スキルも追加されますが…… 装備してると経験値が入りにくくなる上に専用スキルはMPやHPの代わりにレベルを1使うと言うヤベースキルです。 レベルカンストしてるなら普通の攻撃武器として使いたいところですな。
マイナスを代償に大きなプラス、装備したら外せない にチェックを入れました すべての呪いアイテムが、はじめから呪詛を伴って作られたわけではなく、この世に生まれたときはごく一般的な剣や鎧だったものもあるだろう――。何かのきっかけで怨念を宿してしまったのなら、その瞬間をゲームに出してもいいのではいか、と思って剣と鎧を作ったことがあります。 ストーリー分岐によって離脱してしまうゲストキャラがいるのですが、離脱後、その倒れているゲストキャラを調べると手に入ります。 (なぜか)主人公たちにすごい恨みを抱いたようで、装備すると外せず、主人公(プレイヤー)視点では、いつのまにか呪いの剣と鎧になってしまった……というものです。 武器の名称もゲストキャラが装備していた時と同じ名称、説明文のままで、呪いアイテムあるあるの禍々しい名称にあえて変更しないようにしています。 特に狙ったわけではないですが、かなり悪質な「初見殺し」の演出になってしまいました。
「マイナス効果しかない」「マイナスを代償に大きなプラス」のいずれか。 「装備すると外せない」はツクール2000時代ではやりづらかったのです。 おそらく実装可能であろうVXAce以降では呪い装備はあまり作ってません。 私は悲劇を作る人ゆえに主人公任命自体が呪いみたいなもんなので。 ◆アビスソード 呪われた魔剣。威力が凄まじいが命中精度が劣悪。 STR+255、命中率30%、CURSE付与65% ・実はこれを装備して物理攻撃スキルを使うと普通に命中します。 ◆マゾタウロスの斧 攻撃力はまずまず良いけど守備性能が酷い事になる STR+40、VIT-255 ・最序盤の敵がドロップ。攻撃力だけは高いです。地味に命中75%。 ◆あやしいおまもり 自分の能力と引き換えにあらゆる状態異常を防ぐ STR-25、VIT-25、TEC-25、AGI-25 DOWN、POISON、ROT、PARALYZE、SLEEP、BLIND、CURSE、PANIC、STONE、STUN付着率-100% ・普通に使えるかもしれないお守りです。いや、そうでもないか。 ◆天に祈り振るう剣 攻?? 命中すれば凄まじいダメージになる 命中10% 装備による能力変化なし ・アビスソードの「装備して物理スキルを使うと普通に命中して強い」問題を解消した低命中率高威力武器。 攻撃力自体は0ですが専用属性によるダメージ倍率が狂っています。 5段階の有効度ごとのダメージ倍率は以下の設定でした。 A:9990%、B:8640%、C:7210%、D:4790%、E:100%
「マイナスを代償に大きなプラス」なものなら、一つあります。 今作っているゲームのうち一つは、被ダメージでTPが減る仕様なのですが、 「マゾヒストカラー」なる装飾品を装備すると、被ダメージでもTPが増えるようになります。魔法防御力も増えます。 代わりに、魔法攻撃力は大きく下がります。 更に、装着中の戦闘では毎ターンMPが減る上に、MPが一定量を下回るとTP増加機能もパラメーターの補正もなくなるというシロモノです。 この装備、使いたがる人いるのかな~。けど思いついちゃったからしょうがないよね~って感じです。 それと、一度つけたら外せなくなるのもアリなんですが、状況に合わせて装備を逐一交換するタイプのゲームを作りたがるから、自分の作品ではなかなか採用しないんですよね……。
呪いは覆すものだと思います。 厳密には、呪いを避ける、マイナス効果を避ける事です。 一番イメージ出来るのは、ドラクエ4のライアンによるまじんのよろいです。 鈍重なライアンに素早さが低下するが防御が高く耐性も優秀なまじんのよろいは、リスクはあって無いものです。外せないのは気分転換には悪いですが…。
執筆者:神凪洸 「呪い」のアイテムは一度も出したことはないですが 性能面でのそういうタイプの装備はあります。マイナスを代償に大きなプラスタイプです。 「粗末なペンダント」ってのがその代表で最近の作品には必ず出てます。 基本的な能力値がめちゃくちゃ下がる代わりに反撃率やその威力がめちゃくちゃ上がります。 序盤から拾えますが、序盤つけてもほとんど恩恵がなく 後半になりよく育てたキャラクターが身につけると、カウンターマンとして最強になる代物です。 また他のカウンター系の装備品と合わせれば何もしなくても勝手に倒してくれるオートマンと化します。 気づいた人がチートキャラを自分の意思で作れちゃうというとんでも装備品です。 どうも僕が作る作品は、本来ゴミになるうるものが最も価値があるようにしたがるようで……。 宝箱なんてただのゴミ箱ですからね……。でもそのゴミ使えるんですよ、かなり……。 宝箱ってなんだろうってゴミ箱だと気づいてからずっと思ってます。