【あなたは許せる?】舞台が外国(異世界)の作品で 日本語準拠の言葉遊び

OIL

ユーザー
タイトル通り
舞台が外国だったり異世界だったりすると
登場人物は現地の言語で喋ってるけど
プレイヤーに分かりやすくするために
日本語に翻訳されて表示されてる

って言うのが暗黙の了解じゃないですか?

そこで日本語準拠の会話されると
現実に戻される感じがして個人的に苦手

マンガですがファンタジーな魔法の世界観で
ココって名前の登場人物がいて
『ココから離れて』を
hereと人名の両方の意味で捉える
みたいなシーンがあって
微妙に萎えた思い出があります
(面白い作品ですが!)

皆さんはどう思いますか?
 

温州みかん

ユーザー
同意

暗黙の了解を裏切るには、それ相応の手順が必要です。 特にストーリーの核になっているのでしたら。
元ネタ……上記の例…… が どうかは知りませんが、日本語と同じ意味を持つ言葉がちょくちょく出てくる演出をしているなら、まぁ、許せる と思います。 記憶があやふや。検索すると女武器商人が出てきました。多分違う。

蛇足ですが、
異世界など、現代日本とことなる舞台を設定するとき、時間(時分秒)や重さ(キロ・グラム)・長さ(キロ・メートル)の単位にも気を使いたいですが、拘り過ぎるとプレーヤーに面倒くささを感じさせてしまうので、時間制限のあるイベント説明の「秒」だけは妥協した覚えがあります。
 
物によるとしか言いようがありません。
ただ、あえて自分の考えを言わせてもらうなら「この世の全ての創作物において、受け手側もその辺りはある程度は割り切る義務がある」と思います。
そもそも、だいたいの場合は日本語で公開している以上はところどころ日本人に馴染みのある表現に直しているでしょうし。

有名どころだとUNDERTALEというゲームで、あるキャラの一人称が特定のシーンで変わるという日本語ならではのシチュエーションがあり、逆に英語でないと絶対に成り立たないようなシーンを無理やり日本語に落とし込んでしまったために魅力が激減したというシーンもあったりしました。
そこらへんをどのぐらい重く受け止めるかは個々人の感性次第ですが、そういった弊害ばかり見てクソだクソだと喚き散らかしてファンの感情に水を差すよりは、良いところも見つけて悪いところや目につくところはある程度割り切って楽しむ方がよっぽど健全だと思います。
OILさんは微妙に萎えはすれどその作品を面白く感じられたようなので、それでいいんじゃないでしょうか。
 
受け手としては基本的に気にしません。
(その時の気分によっては気にするかも?)

作り手としては、言葉遊びを入れると、他言語版をリリースする時に、その言葉遊びの面白さが失われる可能性があるなぁ……とは思ってます。

ではありますが、日本語版での面白さを最大化したいので、言葉遊びを入れたい時は入れますね。
 
名誉棄損とかは論外としても、基本的には「面白ければ何でもOK」なスタンスです。
別の国の言葉になったら面白くなくなるような言葉遊びも、それはそれで面白味がありますし
「それ絶対日本語を使う世界じゃないのに日本語ネタじゃん!」と、むしろ突っ込みを入れられる要素として楽しめます。

ちなみに自分が好きなRPGシリーズ「ウィザードリィ」では言葉遊びが多かったですが、ネタも真面目も、日本語英語含めて
印象に残っているものが多かった記憶があります。以下に一例を挙げます。

#5:ルビーウォーロック
「スピリッツ」を「お酒」として話を進めるのですが、進めていくうちに「亡霊」という意味だと理解して情報を貰える。

#5:スナッチ
「クリスタル」は日本語で「水晶」。ルーンは日本語で呼んでいたという設定らしいのですがスナッチは恐らく
 日本語に不自由なので正確に聞き取れず「すーしょ」と呼んでいた、と教えてくれます。
「すーしょ」→「水晶」→「クリスタル」という正解を導き出す、日本語英語混合の謎解きでした。

#6:トールトロール
「通行料を『取る』トロールだ!」と「取ーるトロール」を自称するボスキャラ。(英語訳だとどうなっていたんだろうと気になります)

#7:デバイスの謎解き
「ブイイレ」という言葉から押すボタンの順番を導き出す謎解き。正解は「青・黄色・黄色・赤」。
「ブルー・イエロー・イエロー・レッド」だから「ブイイレ」だと思うのですが「だったら『BYYR』でいいじゃん!」と突っ込んでました。
 
自作品ではあまり気にした事なかったのですが、確かに言葉遊びの翻訳は大問題ですね。
米原万里という通訳の著書「不実な美女か貞淑な醜女か」でも取り上げられていました。

逆の例ですが、英語の本を和訳したものについて、訳者の苦し紛れが伺えるものに遭遇した事があります。
以下引用。

あなたはアリのミートボールはなかなかの味だったよといって、ホブゴブリンの料理の腕をほめた。「違う、違うんだよ! あんたにはわかってないんだ! それはアリ(ant)のミートボールなんかじゃない。ほら!」そういわれてよく見ると、壺のラベルが破れて半分ぶらさがっている。それをつまんで元の位置に戻したあなたの顔から、さっと血の気が引いた。あなたが食べていたのは、ミュータント(mutant)・ミートボールだったのだ!
――スティーブ・ジャクソン/高田恵子訳『王たちの冠』創元推理文庫
 
僕は、気にしない派ですね。
僕が最初に「世界中を飛び回ってるのに、なぜどこでも言葉が通じるんだろう?」って
感じたのは、ドラゴンボールの漫画でした。
(まだ、悟空がブルマと7つのドラゴンボールを集めていた頃)
でも「ああ、この世界では、全ての人が共通言語で話しているんだな」って思うことにしていました。
だから、他の作品とかで、日本語に準拠した言葉遊びがあっても、
あまり気にならない派です。

むしろ、現実の漫画が、他の言語に翻訳されるときに、日本語の言葉遊びが、
英語やその他の言語でどう訳されているのか……そっちの方が気になります。

MOTHER2(英語版ではEarthboundというタイトル)では、糸井重里の日本語の言語芸が炸裂していましたが、
英訳の方でも、可能な限り、それを絶妙に再現しているのには、目を見張りましたね。
例えば、「クイズ! アルプスの少女○○ジ」に対して、「はい」か「いいえ」を選ぶ問題が、
「Short quiz. XXXterday - the Beatles song」(当然Yesが正解)になっていたり。

一番翻訳者泣かせだと思ったのが、HUNTER×HUNTERの、「平仮名の、『あ』から順番に、
少しずつ文字が喋れなくなっていく」という仕掛け。
海外では、「アルファベットのZから逆順に喋れなくなっていく」という風になりましたが、
翻訳に相当苦労しただろうな、と思っています。
 
この問題で有名なのは「太陽と月」ですね。
舞台が地球でなくても、そこを照らす恒星に相当する存在を「太陽」と、夜に現れる
衛星に相当する存在を「月」というようなものです。
まあたまたま、日本語や英語と同じ言語体系を持った世界だということで。

MOTHERシリーズの翻訳は、Wikipediaで「MOTHER3のファン翻訳」という項目がありまして
非公式パッチの話なのであまり大っぴらにできないでしょうが、2年かけて勝手に
ローカライズパッチを作ったそうです。
2に関しても、ローカライズされていないのに内容を知っているファンもいて
糸井重里さんが驚いていました。

今では、大手ゲーム会社であればローカライズ前提で開発することもできるのでしょうが
それができなかった昔のゲームを訳するのはものすごい愛と根性です。
 

おぎゃあ

ユーザー
欧米のファンタジー小説で、アルファベットが作中世界で普通に使われてたのにむむむと感じたことはありましたねぇ
魔法の国ザンスみたいなダジャレネタには特になんとも思わなかったんですが(地球とのつながりがある設定ではある)

日本産ファンタジーだと異世界語は英語ベースだったりしても文字自体はオリジナル使うことが多い感じがします
 
どうもファンタジー世界で冒頭にガンダムネタぶっ込んでいる『三頭身RPG』をよろしくお願いします!
許してください!

まそれはともかく、グイン・サーガで「南無三」は仏教用語なんで没入感が削がれるみたいな議論もありましたが、基本的に緩々ですね僕の感覚では。
シリアスであっても意味や雰囲気が通じる方が大事だと思います。色々とオリジナルな設定を凝った挙句伝わらないとなると何をやっているのかという話になりますし。
結局日本語だろうと何だろうと、結局は送り手の能力であったり、受け手の文化教養的キャパシティもありますし、いい感じに伝わるところで送り出し受け取るしかないなと。
 
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