【プラグイン】柵の前後を通れる TF_LayeredMap.js

0.5.0.0へのバージョンアップでは、A3・A4タイル用の機能の強化を行いましたので、諸々解説します。
explanation0.jpeg
※屋根は下からは上がれるけど上と左右は移動できません。デフォルトの崖の上の挙動と似た感じです。


今度のバージョンアップでパラメータが2つ付きました。

北のタイルでの補完(FillWithNorthTile) が ON

以下の画像では透過がわかりやすいように、金網オートタイルを作って表示しています。
逆に言うと、透過しないタイルではあまり意味のない処理です。
explanation1.jpeg

北のタイルでの補完(FillWithNorthTile) が OFF の場合、

補完用タイル番号(DefaultLowerTile)で指定したタイルを置きます。
explanation2.jpeg

これも指定したタイルが通行不可であれば通行できなくなるので、注意してください。


高さの自動調整

explanation3.jpeg

なお、B〜Eのタイルも2階、3階の設定ができます。詳しくはヘルプをご覧ください。
 
バージョンアップして、ver.0.6.0.0になりました。
A2のカウンターに回りこめる、UseLayeredCounter パラメータを搭載しました。
HalfMove.js と三頭身キャラを使うと以下のようにいい感じにカウンター業務っぽく見えます。
upload_2019-7-2_21-26-22.png

ただし、HalfMove.js の機能で下半分移動不可に設定すること必須。
やってないと、ここまで潜り込めちゃいます(笑)
upload_2019-7-2_21-28-29.png
カウンターテーブルの下に少し影も見えてますね。
 
早速バグフィックス
カウンターテーブルが全部書き割り型(後ろに回りこめるタイル)に設定されていました。
要するに左右からだったら、広いテーブルの中に入り込めるようになってました。
これを上の部分だけ回り込めて、他の部分は通行不可にするように変更しました。
 
バージョンアップして、ver.0.7.0.0になりました。

例によって、新機能の紹介をしていきます。 TF_LayeredMap.js は[☆]をタイルに指定した後、[通行(4方向)]の矢印のON・OFFで機能を追加します。

0xB ・→・・ : 地面[○] 設定かつ北半分通行不可 (棚などに)(HalfMove.js が必要)
 普通の地面に置くタイルとして描かれます。
 この棚のように壁からちょっとはみ出してる箇所など、半キャラ北にずらした時の下側に。
0xB_Sample.png

0xC ・・←↓ : 0x1 と同じだが南半分が通行不可 (机などに)(HalfMove.js が必要)
 書き割り(イベントと同じレイヤーのタイル)として描かれます。
 机の他、樽や壺に使用するととてもいい感じです。
0xC_Sample.png

0xD ・・←・ : 0xB と同じだが北の両脇が通行可 (根元とか)(HalfMove.js が必要)
 これも地面[○]に描画されるんですが、当たり判定が北側の小さい範囲になってます。
 床に物が置いてあって上を通過するのは不自然だけど、通行できなくなるほど邪魔になって欲しくもない、みたいな場合などにどーぞ。
 椅子とかを半キャラ上にずらした際にも。
0xD_Sample.png

0xE ・・・↓ : 0xC と同じだが南の両脇が通行可 (椅子とか)(HalfMove.js が必要)
 書き割り表示で当たり判定が小さいタイプです。
 椅子を並べた時に間を抜けられるので、あまり邪魔になりませんが、しっかり椅子の存在感は出ます。
0xE_Sample.png

0xF ・・・・ : 0x1 と同じだが南の両脇が通行可 (杭などに)(HalfMove.js が必要)
 書き割り表示で、当たり判定が薄いタイプです。 南北方向への移動だとぶつかりますが、東西方向ではぶつかりません。
 ほぼ障害物という感じがなく、移動の邪魔になりませんが「なんかある」感じは残るというところ。
0xF_Sample.png

カウンター回り込み(UseLayeredCounter)パラメータをON(true)にして通行設定を[×]にして[カウンター]設定をしておけば、カウンターの後ろに廻り込めます。
 0xCと同様の南半分が通行不可の設定も付加されます。
 これで「客から離れんなよ ! よそよそしいんだよ!」ってこともなくなりますね。
CounterSample.png
 
TF_LayeredMap.js Version :0.11.2.1 をリリースしました。

立体交差に対応! 素晴らしい。
なんか挙動が怪しかったりするかもしれないので、使ってみて気づいたところがあればコメントで教えてください。

基本的には

[地形タグ]の3を指定するだけ

で、なんとなくいい感じに立体交差してくれます。

https://github.com/tonbijp/RPGMakerMV
 

hayu

ユーザー
初めまして、プラグイン使わせていただいております。
テーブルの上に食べ物などを乗せた際に、グラフィックが不自然に はみ出るようになってしまいました。

プラグインなしのデフォルトの状態だと「カウンター」マークがある時はそんなことはないです。
カウンターについて公式サイトを調べたところ以下のように記載があります。
----------公式サイトより抜粋----------
「地形用オートタイルにこのマークをつけると、そのオートタイルは「テーブル」とみなされるようになり、下端が 8 ドット延長して描画されるようになります。」

----------ここまで----------
公式サイト→ https://tkool.jp/mv/guide/004_009a.html#03g

この8ドット延長という機能を追加していただくことは可能ですか?
テーブルに食器などを載せた時のグラフィックを自然なものにしたいです。
 
最後に編集:
ちょっとどういう状況なのかわかりません。
今まで働いていたカウンターの下の部分の延長機能が、プラグインを入れると働かなくなったということですか?
 

hayu

ユーザー
ちょっとどういう状況なのかわかりません。
今まで働いていたカウンターの下の部分の延長機能が、プラグインを入れると働かなくなったということですか?
はい、その通りです。
プラグイン機能を「on」にしている時だけカウンターの下の部分の8ドット延長が機能しなくなります。
 
手元の環境ではちゃんとカウンターは伸びていて、そちらの状況が再現できません。
バージョンは最新(TF_LayeredMap.js 0.16.5.0、RPGツクールMV1.6.2)ですか?
他のプラグインは全部OFFで、TF_LayeredMap.js だけONでやってもカウンターは伸びないですか?
 
すいません。カウンター伸びてませんでした。
目測誤って、伸びてると勘違いしてました。
多分、例によってしょうもないミスだと思いますが、気を長くして修正をお待ちください。
 
修正し更新しましたっ!!

カウンター回り込みオプションがONの時、カウンター設定を削除してしまっていました。
びっくりするほど、しょうもないミスでご迷惑おかけしました。
お知らせありがとうございました。まだ変なところありましたら、お知らせ下さい。
 

hayu

ユーザー
修正ありがとうございます!
これからも応援してます!
修正し更新しましたっ!!

カウンター回り込みオプションがONの時、カウンター設定を削除してしまっていました。
びっくりするほど、しょうもないミスでご迷惑おかけしました。
お知らせありがとうございました。まだ変なところありましたら、お知らせ下さい。
 
階段および橋のタイルセットです。

A3A4WallStairs.png

金網(上面)はA3・A4の奇数列に画像を置いて、[カウンター][○]に[タイルセット]で設定します。
金網(側面)や鉄格子はA3・A4の偶数列に画像を置いて、[カウンター][○]に[タイルセット]で設定します。

階段はA3かA4の偶数列に画像を置いて、[地形タグ:3][○]に[タイルセット]で設定します。

橋の横←→向きはA3の奇数列に画像を置いて、[地形タグ:3][×]に[タイルセット]で設定します。
橋の縦↑↓向きはA3かA4の偶数列に画像を置いて、[地形タグ:3][×]に[タイルセット]で設定します。

※地形タグ3はオプションで変更できます。
 

白詰草

ユーザー
凄すぎる…これは革命。
ちょっとした壁や屋根の後ろが通れないのが悲しくてイベントをポチポチ重ねて、
それでも思い通りにいかなかったので嬉しいです。使わせていただきますね(´∇`*)
 
自分でも革命だと思うんですが、意外と話題になってないとゆーか。
そんなわけなので、白詰草さん、ぜひお使いくださいませー!
 
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