続いては 3D オブジェクトの配置ですが、トレーラーではフェンスから始まっています。このフェンスはグリッドの境界から配置され仮設置状態となり、範囲を示す黄色い枠が表示されていましたが、見た感じでは何かしらの操作で配置を終了すると枠が白に変わっているように見えます。
配置されたオブジェクトは「位置微調整モード」という機能で白枠内を丸ごと移動させることができるような感じでしょうか。白枠内のどこでも反応する仕様ならオブジェクトを掴みやすそうですね。
次に、オブジェクトのプリセットから「花屋」を呼び出して設置しようとしています。しかし、ここでよく見ると、設置前のオブジェクトに表示されている水色のハイライトの線が、屋根を構成するスロープのブロックごとに表示されていることがわかります。また、ベランダのフェンスや装飾用のオブジェクトにも表示されているため、こだわりすぎて大量のオブジェクトをくっつけてしまうとその数に比例した負荷が PC に襲い掛かるかもしれません。
これについては1つのオブジェクトとして合体させた後、メッシュの結合のような軽量化が行えることが期待されます。オブジェクトが多すぎて重いとなっては本末転倒ですからね。
こちらは 3D オブジェクトに対して右クリックした時のサブメニューと思われます。オブジェクトのグループ化や風に揺れる設定など行えるようです。
また、試遊バージョンでの情報では 3D オブジェクトの基礎となるスケールブロックは小数点以下の単位で拡大縮小でき、上記画像では二階部分が一階の屋根天面の縁より少し内側に縮められていることで、より立体的な作りになっていることがわかります。
ここから「地面編集モード」に切り替わっています。これはメニューのアイコンを見る限り、従来の特に『RPGツクールMZ』のマップエディターと同等の機能を持っているように見えます。
3D オブジェクトを使用せず、平面マップによる制作もできそうに見えますが、レイヤーは変わらず4枚ですね。また、タイルは『RPG Maker Unite』のようなタイルごとの読み込みではなくタイルセット画像の読み込みとして考えてよいでしょう。
そして 3D オブジェクトの配置モードに戻りました。このモードは「パーツレイアウトモード」という名称のようです。
その後、サンプルの P2D マップを紹介しつつ、霧のエフェクト、坂を表現するスロープブロックの階段的な挙動と滑らかな坂の挙動の違い、建物の背後に回った時のシルエット透過など細かなオプションを見せています。
さらに、壁裏へ回った時の 3D オブジェクト側の透過や、重力の設定による落下なども見られます。この点で気になるのは城壁タイプの円柱型のオブジェクトが存在するのかどうかですね。この画像の中部右側ではそれらしきものは見えつつもオブジェクトかビルボードか判別しにくいです。
城壁の円柱はまあまあ大きいのでビルボードだと横側が見えた時のペラペラ感がどう映るか気になる所です。特に天面には円錐状の構造を持ったタイルもありますので、どうせなら基本的な立体をカバーできれば心強いですね。
画像で見ていくのは以上となります。上で貼り付けた各記事ではさらに細かいところまでいろいろ観察できます。
関心を抱いたところを言えば、水の表現が非常に細かいパラメータで設定できるようになっていることです。使いやすさを重視しながら初心者お断りレベルの設定の細かさが飛び出してくるということは、現時点で全く触れられていないデータベースなども、ついにやってくれるんだなという期待が膨らむところです。
コミュニティがツクールMV でピークを迎えて以来、プラグイン開発人口は目に見えて減少しているように感じられますので、遅かれ早かれ「属人性の解消」はツクールシリーズの命題となることでしょう。これは早ければ早いほどよいです。エディターがデフォルトのテンプレートに依存しているばかりに、ユーザーがプラグインというブラックボックス(初心者にとっては)に頼らざるを得ない状況だけは、自由度をもって解決していただきたいというのが個人的な思いです。
また、貼り付けたポストの動画ではポロっと「自作 3D モデルが読み込める」というような発言も出ています(3分過ぎた辺り)。エディターの機能から無限大の可能性を提供してくれるとなれば、伝説級のポテンシャルを感じられます。私の現時点での『RPGツクールU2U』に対する期待値は「プレイステーション2の再来」と言えるだけのものがありますね。
是非とも『RPGツクールU2U』には「表現のテーマパーク」として結実することを願っております。
ただし私はいくらでも手のひらを返す恐れがあります。
私の PC はマザーボードの世代により性能はほぼ限界に達しておりますので『RPG Maker Unite』より明らかに重かったりするとやや厳しいところです。なにより Windows11 にできません。
Core i7-4790K/メモリ16GB/GeForce RTX 2060 SUPER(VRAM 8GB)に SSD の構成なのでスペックを上げるなら新しい PC を買うのが最も手堅い状況ですが、当面はそこまで投資する気が無いのでツクールU2U は Unite より軽くあって欲しいところです。高負荷は Unity Editor のせいといっても過言ではないので、ツクールU2U の仕様次第ですかね……。
ただ CPU は Unite の Windows 最小要件を下回っているもののメモリや GPU などにカバーされ、少なくとも EpicGamesStore 版の『RPG Maker Unite(Ver.1.3.0)』の基本機能程度の使用であれば十分に実用範囲のパフォーマンスを発揮できている印象です。ツクールU2U が Unite より軽かったらもう言うことはないですね。タイルサイズを 32×32 に変更することができるなら発売後に即移行してもよいくらいです。破壊的な不具合が無ければ。